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〒399-3304 長野県下伊那郡松川町大島3272
日本の屋根と呼ばれる中央アルプス、南アルプスに囲まれた、南信州・松川町。
かつては養蚕が主力産業でしたが、昭和初期に起きた世界恐慌と生糸の暴落によって生活基盤が大きく揺らぎ、住民たちは早急に新たな産業を興す必要に迫られました。
農村が困窮していく中、人々は「自力経済更生」スローガンに掲げて動き出します。それは、この土地の特性である@昼夜の寒暖差が大きいこと、A日当たりが良いこと、B段丘や山麓などの扇状地があることを活用して、りんごや梨の栽培をスタートさせることでした。町全体の協力で推し進められたこの産業は、大きく発展していきます。
100年が経った現在、松川町は”くだものの里”としてその名を知られるようになりました。
当ワイナリーは、そんな歴史を持つ松川町の西部、日当たりのよい「まし野地区」に位置します。
標高700メートル以上に位置するまし野地区は、気候としてはりんごの栽培に適しているものの、戦前までは未開の地でした。昭和22年、外地から引き揚げてきた人々が増野に集まり、開拓団を結成します。鍬を振るい、山林を切り開き、果実の収穫を目指して苗木を植えました。当社ワイナリーの周りを散策してみると、当時の開拓団の精神が今も息づいていることが分かります。
平成3年、信州まし野ワイン株式会社は地域にある果実のジュース加工と販売を主な業務として設立しました。原料となる果実は自社農園のものと、その年の収穫量に応じて近隣の農業者が生産したものを使用します。
ワイン用ブドウの栽培やりんご酒の製造にも力を注いでいます。南信州の魅力をお酒として表現するために、現在も開拓精神は忘れられていません。
信州まし野ワイン株式会社は、この地域で採れた果実を新鮮なうちに加工して、果実の個性を感じられるようなジュース、果実酒づくりを行っています。
そのために、ふじ、王林、シナノスイートなど、りんごの品種ごとに分けて搾ったりんごジュースや、ヤマブドウ、信濃リースリングといった個性的なぶどうで醸す純国産・長野県産ワインなど、単一品種にこだわった製品づくりをしています。
また一方では、南信州のりんごを早生・中生・晩生と分けて搾り、後からブレンド醸造するシードルの製造などを通して、この土地の新たな可能性を探り続けています。
・心と心が通い合う会社 自然に感謝する。「本物」「健康」を提供する。
・食文化の向上 地域の農産物を安全に、おいしく加工する。
・農民資本のワイナリー 農民自ら立ち上がる。開拓精神を受け継いでいく。
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